これはもともとは悪僧の名前でした。
あまりに酷い悪っぷりだったので、
ある日、断崖絶壁の上から突き落とされて命を失いました。
その後、49日間にわたって海は荒れ狂い、
まるで東尋坊の怒りそのものであると云われるようになり、
そのまま地名も東尋坊と呼ばれるようになりました。
さて、この東尋坊ですが、「日本にこんなところあったの???」と、
少し驚く方も多い土地です。
もっと細かく言うなら、
「日本にこれほどダイナミックな観光地があったのか!!」です。
切り取られた断崖絶壁に打ち寄せる波しぶきの高さは軽く30メートル。
その荒れ狂った波に歯切れ良く削り取られ、
「奇岩」の名を欲しいままに1kmに及んでいる断崖絶壁。
「ここに人が落ちたら絶対浮かんでこないだろうな…」
そんな確信すら覚えます。
遊覧船ではそんな断崖絶壁のふところに潜り込めます。
圧倒的な自然の息吹を感じてみたい方、お薦めです。